和服の撮影は
被写体さんのテンションがあがる
奇抜な色柄が絵作り(補色)に使える
といったメリットがあります。その一方で、着物は撮影時間、構図、そしてモデルさんが限られます。今日はその話。 (着物屋さん選びも最重要なんだけど、その話は除いて。)
【時間】
着付けは特にお腹を固めます。けっこう苦しくて、細い人でもタオルやらで余計に固められるので、何時間も連れ歩くのはNGです。トイレ問題もあるので2時間くらいで全体を切り上げるようにしましょう。
【構図】
着物は自由なポージングはできない。だけでなく、撮る角度もある程度制限されます。右前で合わせる着物は、正面~左側から撮る構図に限定されて、髪飾りや帯飾りも左側前提で付けられます。
案外知らない写真家多いなと観てると思います。
【モデル】
着物も衣料なので、被写体さんの顔立ちを選びます。簡単に言えば日本人用に進化した服なので、凛とした日本人顔の人がとかく似合います。
この時被写体をしてくれたもんたは、ちょこんとした高校生だけど、着付けた瞬間から格が上がり、地元のおばあちゃんが綺麗だねぇと寄ってきました笑
結論ポートレートであれば、最初に上げたメリットから、これら着物故の制限を差し引いて、衣装として選ぶかどうか。です。
ちなみに。この日のもんたが履いてきたブーツのままです。ただでさえ動きづらいので、画角や被写体さんのことを考えて移動もケアしましょう。
SONY R3, SEL100F28GM, F/5.6, 1/60s
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